全盲のマッサージ師さん

以前、祖母の米寿祝いに日帰りで温泉旅館に行きました。せっかくだからと、出張マッサージを依頼しました。
温泉から上がり、そろそろマッサージの時間となり、部屋に戻ろうとしていると、部屋のあるフロアに1人の50代位の女性が座っています。
私たちがその前を通り過ぎると、視線は合わないのですが、「こんにちは」と挨拶をされました。
時間になると、マッサージ師さんが部屋にやってきました。先程の女性でした。
普通に歩いたり、話したりはしていますが、何かが違う・・・
何か特殊な懐中時計を開けて、秒針等を手で確認しています。その時目が見えないんだと思いました。
時間なので始めますと言い、祖母と色々な話をしながらマッサージをしていました。祖母はとても気持ち良さそうにしていました。
終わってからお金を渡すと、お金をよくさわり確認し、「4千円ちょうどですね」と部屋を後にして行きました。
私は全盲の方に初めてお会いして、どうやって生活しているんだろうとか、それから色々なことを考えていました。
祖母は、「昔から目の見えないマッサージ師さんはたくさんいて、目が見えない分ちゃんと体と向き合うから、とても気持ちが良い」と言っていました。
確かに、目の見えない方にとってとても良い仕事なのではないかと思います。
目の見えない生活は不便な事も多いと思いますが、その方たちにとってはそれが普通の日常であり、ただ困っている時にはサポートできたらと思いました。

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